本も映画も物語は私を表す
部屋に本を積んで置くのも、
映画のレビューを続けるのも、
そして日記をブログを書き続けるのも、
自分がいなくなった時、
私を表現し続けてくれる期待を込めてなのだ。
人というのは死んでしまった人間に興味を持つ。
生きているうちは見向きもしないくせに、死んだ途端にその人を知ろうとする寂しい生き物。
だからこそ、
「こういう人間なんだ」「こんなこと考えられる感性があるんだよ…!」という、自分のことをどこかで知って欲しいという気持ちを、自分がいなくなった世界に期待しているんだ。
天才じゃない小さなゴッホみたいな。死んでからの方が評価されやすいのではないか。
こんなことを思っていたんだ...好きだったんだ..そんな風に感じてもらうために本や映画、そして自分で書き留めてきた書物がある。図書館で借りた自分の感性に触れて来た印象的な本はわざわざ再読する予定もないのに買ったりする。
なんて自己顕示欲のある小心者なのだろうとつくづく思うが、そのおかげで私もたくさんの人の人生を知り、生きている気分になれている。
自分を何かの物語に当てはめないと表現出来ない