私のせいで
私のせいで…
こう思って生きてきたことが多かった。
小学生の頃母に
「お父さんは男の子とキャッチボールするのが夢だったんだって、男の子だったらまた違って離婚しなかったかもね~」と言われた。
その時から私は、男の子のように活発になれば良いと思った。サーフィンも積極的にするし、たまに会う父の前では海っぽいズボンばっかり履いてた。分かりやすく喜んでくれるから。
でもだんだん心がついて行かなくなってしまった。だから勉強を頑張った。後ろから数番目だったのに半年で上から数えた方が早くなった。
それでも「周りが馬鹿だから当たり前だ」と言われた。
心が頭についていかなくなってしまった。
どうしたら良いのか分からない。
それでも心を犠牲にしないと私は生きられない
そう思った。
時に父は私に話した。
「公園でお弁当広げて食べる家族いいよね~」
その度に 、私のせいで叶えてあげられないんだと思うようになった。
私が男の子になりきれなかったから、
病気なってしまったから。
どうすることも出来なくて、
死んでしまえば楽になるのに。と願い続けた。
それでも今でも感じる
"何者かになって欲しい"という圧
○○になったら?
○○になったら?
可能性を期待されている気持ちに勝手になる。
苦しい。
私のせいで家族が壊れて、
私のせいで親は悲しんでる。
私のせい…私のせい私のせい……
今なら分かる。
「私のせいじゃない」
よくやったよ頑張ってきたよ。
あなたは凄いよ戦ってる。
そう言って抱き締めてあげられているはずなのに
幼少期に抱えて吐き出せなかった感情を
ずっと心にもやもや抱えていて、
誰かが私を責めるの。
そんな不安定さを抱え続ける自信もなくて、
怒って泣いて立ち止まる。
「この悲しさはきっと逃げるための言い訳だ」
そしてまた立ち上がる。
でもやっぱり足は上手く動かなくて、
誰かに伝えようとしても分かって貰えない。
甘えんな。
誰も分かってくれないんだって
ひとりなんだって実感した時、
私はまた親に助けを求めようとする
きっと私の家族だから解決策出してくれるはず
バカみたいな期待と絶望の繰り返し
辞めたい。