求められなかった人間
母方の祖母は言う。
「離婚する時、𓏸𓏸ちゃん(私)のことを、誰も引き取りたがらなかった。だからママとおばあちゃんで育てたんだよ。ママだけを責めないで」
"子は物かよ。😂"
今この言葉を投げられて孫の私はどう思うのか。考えなかったのだろうか。
大人だから、
「おばあちゃんもお母さんを守りたいんだなあ」とか
「何も知らないを良いことに私が父親の肩ばかり持つから悪く言ってしまうんだろうな」
とか、
相手の気持ちになって考え、
そして自分を守る理由ができる。
そして必死に飲み込む。
(まぁ父方の祖母にも欠陥人間と言われり、私とは一緒に住めないとハッキリ言われたこともあったけど笑)
でもその必要ってあるんだろうか。
精神科の先生に、言われた。
"あなたと母親は関係において対等じゃない。母親から見たらあなたは子どもであり、守られるべき存在なんだよ。それが当たり前なんだよ。
そう言われた。
ただ一人罪悪感を感じる必要なんかない。
怒っていい。
そしてちゃんと悲しみなさい。"
「引き取りたがらなかった?」「産んだの誰だよ」「拒否したくせに孫孝行しろ?」
祖母が放った言葉が心から本当なのか分からないよ。と大人のわたしは私に言うし、してもらったことに対して感謝して、あとは自分を慰める。
それしか出来ない。
そしてそんなようなことを改めて言われたことをきっかけに、親や家族との関係において哀しみの行き場が無いことを痛感している。
特に子どもの頃なんて、さぞ辛かっただろう。うん。辛かった。きっと今も1人泣いてる子がどこかにいる。声を押し殺して泣いてる子が。
家族というものが、団体ではなくて、個体に見えている。父さんにも母さんにも染まっちゃいけない感覚はとても孤独なんだずっと。
だから親じゃなくても、家族じゃなくても、
「大丈夫だよひとりじゃないよ。辛いよね」と言える大人になりたい。なる時が来るかな。そうなりたいな。
ENDROLL
どんなに酷いことを言われても、悲しいことを言われても、家族を嫌いになるのはとても寂しいことで不幸は絶対願えなくて。本当は誰よりもみんなで仲良く手を繋いでいたい願望に固着している。本当は。でもそれじゃあきっと私たち親子は“バッドエンド”になってしまうから。頑張って離すんだ。
大丈夫。
あぁ、本当にカッタルイけど。ハンデがあるんだからもう少し若者でいられる期間を伸ばして欲しいねッ^_− ☆