常に羽を感じて
みんなの背中についてる大きな羽、それは少し重たい。
錆びついて動かなくなっている人や軽やかに踊るようについている人、
綺麗なまま縛り付けている人、人の数だけ様々な羽を見る。
ちなみに私の今ある羽を言語化するなら、
「大きく数時間の間隔で動いているものの上下に揺らすことができない羽」という感じ。
空を舞う力も折り畳む度胸もなく、リラックスして付いてるわけでもない。
どこか力んでいて日々を歩く中で負担に感じる時がある。
この羽さえなければ、それか折りたたみ動かさず錆びてしまえば、
狭い世界を歩きやすいのか。
不安、悲しみ、好奇心さえもこの羽がなければ感じることなく
ただ歩き続けることができる気がする。
SNSで繋がれた人間関係にも何も疑問に、そして不安に、
そして承認さえも持つことなく安心して抱きしめることができるのだろう。
そんなことを考える。
でもわたしは多分、これから磨き続けることは辞めない思っておる。
一歩一歩少しずつ手入れしながら、
時に閉まって、たまに動かしてみたりしてそんな風に育てていきたい。
まだ、まだ、持っている羽を抱きしめたいと思う気持ちはあるから、