悩みを自ら選んで持っている私たち
ある人が言っていた。
悩みや苦しみはすべて人工物だと。
私たちは悩みや不安を自ら選んで持っているのだ。
そう聞いたとき、私は本当にその通りだと感じた。
例えば、ある事業を始めようとするAさん。
Aさんはもし事業を始めて上手くいかず借金地獄になったらどうしようと悩んでいる。
その悩みは数年続き、その不安や恐怖から悩み1歩踏み出せずにいるのだ。
不安や恐怖を手放さないという選択を自らし、未知の「事業を始めた世界」という脳が予想できない1歩を踏み出さない理由にしているのだ。よくよく考えてみると事業を始めて上手くいかないで借金地獄という世界は、事業を始めてみないことには1000%訪れないのだ。今Aさんは借金はなく、クリーンであり、好きな事業にチャレンジ出来る状態。借金地獄という悩みは、事業を始めて、そして経営困難になってから、、そして借金に手を伸ばす前に悩めばよい問題である。
また、見る世界、見える世界、方法というのは、進めば進むだけ新しい道が見えてくる。それが人生だということを私たち人間は知っている。
今の話はほんの簡単な一例。
自分の持っている悩み、トラウマ、恐怖に押しつぶされそうな時改めて自分を客観的に見て欲しい。その苦しみたちはあなたを守ろうとしてくれていることに気が付くだろう。
今悩んでも答えが出ないと分かっているにも拘らず、
予測の恐怖で不安をあおり自らを苦しめ、
今ある安全な場所の重要性をより伝えるためにと悩みを与え続けてくれている。
そして過去の悲しみを忘れないように同じ思いを私にさせないようにとトラウマにしてくれている。
でもその子たちに従っている踏み出さない今の私は本当に幸せなのだろうか?
自分の黒かった部分が本当は自分の味方だったと気付いたとき、
胸に手を当てて大丈夫だよと進んでいきたい。
そして進んで欲しい。
予測できない悩み、景色がまた訪れるから大丈夫。